パクチーシリーズ、今回は油を使う料理のため2品同時に紹介します。
まずは「パクチーと車麩のスパイス揚げ」です。
パクチーだけを生でむしゃむしゃ食べるのも良いのですが、なにぶん少量でも高価なため、なかなかそんなわけにはいきません。そこでどうにかしてパクチーの風味をうまく広げて味わえるように工夫する必要があるわけです。その工夫も料理の楽しみのうちですね。
写真の手前は車麩、奥は舞茸をパクチーとともに揚げました。揚げころもにはカレースパイスを加えてさらにインパクトある風味にし、パクチーとよくあうエスニック料理に仕上げてみました。
1 天ぷら粉大さじ5に水大さじ4杯半ほどを加え、かなり濃い目の天ぷらころもを作ります。ここにスパイス大さじ1程を加えます。今回はカレーパウダーを用いました。パクチー30gほどを4~5センチほどに切って加えます。
2 ぬるま湯につけて戻した車麩をころもと合わせて油で揚げます。車麩が大きい場合は1/2や1/4に切っても良いでしょう。途中、裏返して両面を揚げます。
また車麩とは別に、舞茸100gを一口大に切って同様に揚げます。
車麩や舞茸は、それほどしっかり中まで火を通す必要はないので、周りがカラッと揚がれば充分です。
3 なおカレーパウダーや車麩、舞茸を使わなければノーマルなパクチーだけの天麩羅となります。こちらはパクチーの強烈な風味がストレートに楽しめます。パクチーを天麩羅にするなんてあまり和食ではみかけない手法ですが、これがもうやみつきになるほどインパクトがあります。まあ逆にいえばクセが強い、ということにもなりますが、好き嫌いせず一度は試してみてください。