きびがゆ

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典座ネットブログ2007.1.6の記事

○キビのおかゆ

きびというのは桃太郎の「きび団子」で有名な雑穀です。一昔前まではきびなんて家畜の飼料くだいにしか使われていませんでしたが、近年雑穀の素朴な栄養素が見直され、にわかに注目を浴びています。大きめのスーパーのお米売り場に行くと、小袋で300~500円くらいで売っています。白米と比べ、およそ食物繊維3倍、カルシウム2倍、マグネシウム4倍、鉄分3倍、カリウム2倍の豊富な栄養素を含み、善玉コレステロールの値を高める効果もあるといわれます。また最近の研究では、環境ホルモンなどの有害物質を吸着して対外へ排出する力もあるとされています。

そんなキビのおかゆ、お米よりもコクがあってなんとなく懐かしい風味がします。キビは約2500年まえの弥生時代にはわが国で栽培されていたといわれ、飢饉に強いため長い間日本人の食を支えてきた穀物ですから、きっと私たちの祖先もおかゆにして食べていたと思われます。もしかしたらDNAに刻まれたそのふるい舌の記憶が、きびのおかゆを一層なつかしく思わせるのかもしれません。古代のロマンに想いをはせながら、栄養豊かなきびのおかゆを味わってください。


精進料理とおかゆ3 手軽でおいしいおかゆ三品

1 お米1/4カップ(45cc)をとぎ、水2カップ(360cc)

とともに炊飯器の釜に入れる。

2 きびを大型スプーンに3~5杯ほど加える。

3 30分以上水に漬けてから、おかゆモードで

炊飯器のスイッチを入れる。

☆きび100パーセントのおかゆをつくるのは、水加減が難しく、

炊飯器ではあまり上手に炊けませんので、ここではお米に

1~2割程度まぜる方法をご紹介しました。

また、上記の水の分量だと、きびの分が増えただけ濃い

おかゆになりますので、薄めのおかゆがお好みの方は

水を1/4カップほど増量してください。

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