◇「そら豆と筍の春のおかゆ」のレシピと調理手順
1 お米70mlを研ぎ、水500mlに20分以上浸けておきます。
2 タケノコ100gを細めのくし形に切り、昆布ダシ200ml、酒大さじ2、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ1で15分ほど下ゆでし、自然に冷まして味をなじませます。
3 1のおかゆを火にかけ、沸騰したら可能な限りもっとも弱い火加減に落としてフタをします。フタは、ふきこぼれを防ぐために少しだけずらすか、割り箸を挟むなどして空気が抜けるようにします。
4 フタをしたら20分弱火で炊きます。火が強いと焦げてしまうおそれがあるため、最も弱い火加減を守って下さい。
5 そら豆200g(5本分)の大皮をむきます。
6 豆の外皮側面に1センチほどの切れ込みを入れます。
7 短めに塩ゆでし、崩れないように注意して切れ込みからめくるようにして外皮をむきます。煮汁はほんの少し捨てずに残しておきます。
8 そら豆を数粒残して、フードプロセッサーやミキサー、フードミルなどに入れ、5の煮汁大さじ2~3と塩少々を加えてトロトロのソースにします。
なおむいた外皮も捨てずに、豆本体は別にフードミルにかけると、豆自体に比べたら少々色や味は落ちますが、充分美味しいそら豆ペーストになります。豆本体を別の料理にして、皮を今回のおかゆに使っても良いでしょう。
下の写真をみてわかるとおり、右がそら豆本体のみで作ったソース、左が皮のみで作ったソースです。右の方が色が鮮やかな緑で、左は少しくすんでいます。口当たりもやはり右の方がきめ細やかでなめらかです。比較してしまうとはっきりわかりますが、左だけを出されれば特に大きく劣らずにいただくことができます。用途に応じて、適材を適所に使い分けるのが良いでしょう。
9 4で20分炊いたおかゆの鍋のフタをあけ、2のタケノコを加えてサッと軽く混ぜ、もう一度フタをして5分同じく最も弱い火力で炊いてから火を消し、10分ほど蒸らします。タケノコの煮汁を少し混ぜておかゆ全体に味を足しても良いですし、煮汁をしっかり切ってタケノコだけの味を強調しても良いですし、そこはお好みです。
10 うつわに盛り、8で作ったソースをかけ、よけておいたそら豆を数粒載せていただきます。