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典座ネットブログ2012.6.21の記事

草刈りのご褒美として、墓地周辺で自生している「ヘビイチゴ」を毎回持ち帰ります。

ヘビが出るような場所に生えるからそういうのか、あるいはヘビが好むからそういうのかは知りませんが、このヘビイチゴを漬け込むと、万能消毒薬ができます。
「おばあちゃんの知恵」的な豆知識ですが、当地のような田舎では誰もが今でも作っています。
今回は袋を忘れたので、帽子に入れて持ち帰り。

作り方はとてもカンタン。
茎や葉を取り除き、身だけにしたヘビイチゴを空きビンに入れ、アルコール度数の高い焼酎を注ぎます。それで完了。あとはイチゴの成分が出るまで半年ほど待ちます。
前年の残りがある場合は、成分が出きった昨年のイチゴを取り出し、減った分焼酎を足して、今年のヘビイチゴを加えます。これでどんどん継ぎ足して濃くなっていくのです。

これからの時期多くなる蚊、アブ、蜂などの虫さされ、あるいは切り傷、水虫などによく効きます。
焼酎のアルコールも有効成分ですが、なによりヘビイチゴの成分が良いようで、市販のかゆみ止めよりも効果抜群です。
大変な草刈り作業ですが、こうしたささやかなお土産があるとなんだか嬉しいものです。
こういう自然の力をうまく利用した知恵が生きているのは田舎ならではの良さだなあー、としみじみ思います。昔の人の工夫に感心します。

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