レンジトマトの銀あんかけ

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典座ネットブログ2009.9.18の記事

今回のレシピは超簡単手間いらず、なのにトマトの濃厚な持ち味を損なうことなく味わえる料理です。

実はこれ、あれこれ試行錯誤した上でできあがった苦心のレシピではなく、偶然できてしまった料理なのです。
この時期、生産者からたくさんのトマトをいただくことがあります。そんな時は、保存用にトマトソースを作ります。うつわに入れてラップをし、電子レンジでかなり長く加熱するとトマトがドロドロになるのですが、それを鍋で加熱しながら、調味料を加えてよく混ぜると簡単トマトソースのできあがりです。それを小分けにして冷凍しておき、必要なときに解凍してパスタなどに使うのです。

ある時、電子レンジの加熱時間を短く間違えて、中途半端に加熱したことがありました。
あけてみるとまだトマトがドロドロになっておらず、柔らかくなってはいたものの、身が原型を保っていて、ソースにはまだまだ固い状態でした。
しかし見た目がおいしそうだったので、試しに一口食べてみると、「お!これはいけるぞ!」という食感です。
しかしそのままだとさすがに芸がないので、銀あんをかけて味を調えてはどうか、と一工夫したオリジナルレシピです。時間がないときにササッと作ることができて重宝します。

野菜不足の現代人。ついつい外食が多くなりがちですが、健康維持のためには一日に緑黄色野菜を120g以上摂取すべきだとされています。もちろん、色々な種類の野菜をバランス良く摂ることが大事なのですが、どうしても忙しくて調理をしている暇がない日もありますよね。
そんなときは、わずか数分でできあがるこのレシピがお薦めです。トマト1個はだいたい150~200gですので、どうしても野菜料理を作る時間がない日にはこのレンジトマトで栄養を補給してみてはいかがでしょうか。

レンジトマトの銀あんかけ

1 トマト1個のヘタを取り除き、上部の皮の部分に浅く十字の切れ込みを入れます。
2 耐熱容器に入れ、ラップをぴったりとかけてレンジに入れて1000wで3分ほど加熱します。
(加熱時間はトマトの大きさや熟し具合により変えて下さい)

下ごしらえ1

3 加熱している間に、小鍋に酒30ml、みりん10mlを入れて一煮立ちさせます。
沸騰するとアルコールに火がつきますが、驚かずにそのままガスの火を止めて
鍋の中の火が自然に消えるまで待ちます。これによりアルコール分を飛ばします。

鍋で酒を加熱

4 火が消えたら、醸造酢15ml、塩少々、黒胡椒少々を加え、もう一度鍋を加熱して、
沸騰したらすぐに水10mlに良く溶いた片栗粉2.5mlを、混ぜながら少しづつ加え、
15秒ほど加熱したら火を止めてとろみをつけ、銀あんを作ります。
下の写真では、撮影のためにまぜないで片栗粉を溶いた水を加えていますが、
実際には入れると同時に鍋の中をよく混ぜてください。
また、不要に加熱しすぎると酢の味がとんでしまうので、手早くすませます。

とろみをつける

5 2のトマトを盛りつけ用のうつわにくずれないように移します。汁気も全て移します。
その上に4の銀あんをかけてできあがりです。

レンジトマトの銀あんかけ

レンジトマトの銀あんかけ

さじでトマトをほぐしながら、銀あんをからめて食べます。
どうですか、このトロットロのゼリーのような食感。偶然できた料理とは思えませんね。
銀あんを作る時間がなければ、塩やポン酢などをかけてもおいしいです。

さて、トマト料理も紹介を急がないと今年も旬もまもなく終わってしまいますね・・・。
次回数品紹介して今年のトマト料理はおしまいにする予定です。

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