みょうがの梅酢ひたし

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典座ネットブログ2014.7.18の記事

さて、しばらくの間、梅干しを使った精進料理を紹介したいと思います。

苦労して手作りで漬けた梅ですから、それほど複雑な調理をしなくても梅自体の力で自然とおいしく仕上がります。なるべくsimpleな精進料理を掲載いたします。

まずは梅を漬けた際に出る「梅酢」を使った酢の物です。
前年に漬けた梅を食べきった時に残った梅酢を使っても良いですし、まったく無ければ最近は「梅酢」自体がペットボトルで売られているので1本買っておくと、夏の時期にぴったりの上品な酢の物を作ることができて便利です。
だいたい1リットルで500円くらいで、赤い色がついたものとついていない白っぽいものがあります。なるべくなら原材料が梅と塩だけの、余分な素材が添加されていないものを選ぶと良いでしょう。

まずは最もシンプルでうまい料理、これは初夏には最高です。
おかずの副菜としてもよく合いますし、ビールや冷酒にもピッタリではないかと思います。

1 ミョウガ3本を細切りにし、多めの水に5分ほど漬ける
2 水気をしっかり切り、梅酢大さじ1~2杯をかけて軽く混ぜ、
しばらくおいて味をなじませる。
3 盛り付けて炒りごま小さじ1をまぶす。

たったこれだけです!
しばらくすると酢の効果でミョウガがうっすら赤く染まってきます。
この時期、ミョウガも安く太くなってきますし、シャキシャキサッパリした食感は暑い時期にぴったりの爽やかな料理です。仕上げの炒りごまが良い味を出してくれます。

梅酢が濃くて酸っぱすぎる場合は水で半々くらいに薄めると良いでしょう。


もう少し手を加えたいならこちらです。

1 みょうが3本を細切りにして多めの水に5分ほど漬ける。
2 ラディッシュ3個を縦1/4に切る。セロリ50gを細切りにする。
人参10gを細長く切る。大葉3枚を千切りにする。
3 良く水気を切った1と2をボールで混ぜ、塩小さじ1/4をまぶして軽くもみ、
5分ほどおいて再度もむ。染み出た水気を軽く捨てる。
4 梅干し2粒を種を取り、ちぎって3に混ぜる。
5 梅酢大さじ1~2を3にまぶして3分ほどひたしてなじませる。

夏っぽい素材を組合わせ、また梅の果肉を加えました。
ミョウガ、セロリ、大葉とどれも個性が強い味を梅酢が一つにまとめてくれます。
ラディッシュは食感にアクセントを加え、またきれいな赤色が彩りを良くしますが、あまり大きくならないように切り、揉み込む時にすこし念入りにもむと良いでしょう。

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