この献立は令和2年臘八攝心に因んだおかゆ特集シリーズとして、ブログでは付随知識も含めて詳細に解説しています。レシピページでは必要な部分を抜粋していますので、是非元のブログページもご覧下さい。
「白いおかゆ」の炊き方
1 お米を研ぎます。
ほぼ同じ大きさのボールとザルを重ねます。
1/3合(60ml)程度で、小さめのお茶碗でおかわりなしとしておよそ2人前です。
2 お米を研ぎます。
3 お米の粒が割れないように優しく丁寧に研ぎます。
4 研ぎ終えて水がきれいになったら、そのまま最低20分、できれば30分以上、水に浸けておきます。
5 おかゆを炊く鍋で最も望ましいのは、肉厚の素材の鍋です。厚みがある方がより弱い火力でふっくらと炊きあげることができ、また火を止めた後も余熱が長く保てるため炊き上がりの良い状態を長くもたせることができます。
またなるべくならフタがあった方が良いです。
6 4の浸けたお米の水を全て切り、鍋に移します。カップできちんと計量し、水を加えます。
今回は60mlのお米に対して六倍の360mlの水を加えます。
7 塩を小さじ1/4くらい加えます。
8 フタをせず、強火で点火します。
9 沸騰してきたら、すぐに火加減をごく弱火に落とします。
もうこれ以上落とせないほど弱く落とします。
最小限の弱火にしたら、フタをしめ、タイマーをかけます。
フタをすると、隙間からこのようにあぶくが染み出てきます。これは火の量が適正な証拠です。もし、最も弱くしても、あぶくがあふれ出るほど多い場合は、フタの隙間を作るために、細い割り箸を挟みます。
10 お米60mlで炊く場合、タイマーが25分になったら、火を止めます。その際、割り箸を挟んでいたらここで抜き、フタの隙間を無くします。そのままタイマーをすすめて、蒸らしに入ります。
この蒸らし時間が重要で、これによりおかゆの粘りが増します。
最低でも5分は蒸らし、15分以上は蒸らさないようにします。
あまり長くなってしまうと、おかゆが冷めて水分を吸い、ボテッとしてしまいます。
今回のような肉厚の鍋だと、保温時間が長くできます。この鍋の場合は30分は可能です。また、大量に作る場合はさらに長くなります。
暖かいうちにお玉ですくい、椀によそります。
その際、あまりかき混ぜてはいけません。おかゆの米粒はとても柔らかいため、かき混ぜるとドロドロの糊になってしまい、混ぜれば混ぜるほど粘って粒がなくなり味が落ちてしまいます。最小限のお玉さばきで盛り付けるようにします。