典座ネット〜旬の精進料理レシピ集〜

変わり精進揚げ三種_カボチャの胡麻揚_玉コンニャクのあられ揚_とうもろこしの大葉挟み天麩羅

典座ネットブログ2020.8.13の記事

変わり精進揚げ三種

□カボチャの胡麻揚

□玉コンニャクのあられ揚げ

□とうもろこしの大葉挟み天麩羅

□カボチャの胡麻揚

1 カボチャ1/2個の種を取り除きます。

2 ひっくり返して安定させ、包丁でそぐような感じで皮を削り剝きます。ピーラーで剝いても良いですが堅いのでこの方法が最も楽だと思います。

3 1/3くらいに切ります。

4 蒸し器で15分ほど蒸します。

串がスッと刺さるくらいに柔らかくなったら火を止めます。

5 こし網と木へらでカボチャをつぶし、裏ごしします。

6 裏ごししたカボチャに片栗粉大さじ2ほどを加えます。カボチャの状態によって、水分が多くてベッショリしている場合は増やします。

7 丸めます。だいたいこの量で6~8個になります。

8 長芋50g~100gほどをすりおろします。

9 小麦粉小さじ2ほどを小ボールに入れ、7のカボチャの玉を転がして全体が白くなるようにまぶします。

10 8のすりおろした長芋の粘度を調整します。長芋のとろろを、いわゆる普通の揚げものでいう溶き卵的に使いますが、長芋の種類や状態によってすりおろしたとろろの具合が全く異なるため、溶き卵とだいたい同じくらいのトロトロ粘度になるように、水を適量加えて混ぜ、調整します。ほとんどの長芋の場合、そのままではドロドロすぎて、ボトッとしており、つなぎとしては粘り気が強すぎて使いにくいはずです。適度なトロトロになるように調整します。今回は水を大さじ3ほど加えました。

11 9のカボチャを10の薄めたとろろに入れ、全体にからめます。

12 さらに別のボールに粒胡麻大さじ4ほどを入れ、全体に張り付くようにまぶします。

ボール全体を揺すってカボチャをボールの中で回転させるようにすると胡麻がきれいに全体的に付着します。

13 150~160度ほどの低温油で、2~3分ほど時間をかけてゆっくり揚げます。

□玉コンニャクのあられ揚げ

1 鍋または小さめのフライパンに油小さじ1を敷き、玉コンニャク200gを炒めます。

2 昆布ダシ200ml、酒大さじ1、しょうゆ大さじ1を加えて15分ほど煮て火を止め、味を含ませます。

3 蒟蒻が冷めたら煮汁をしっかり切り、ペーパーで水気を拭き取り、小麦粉大さじ2を全体にからめます。

4 カボチャ胡麻揚げと同様に、長芋をすりおろして水を加えて粘度を調整し、玉コンニャクの全体にからめます。

5 精進揚げなどに使う、揚げもの用のあられ粒大さじ3~5ほどをボールに入れ、4を入れて転がし、全体にまぶし付けます。

6 150~170度の油で2分ほど揚げます。

□とうもろこしの大葉挟み天麩羅

1 とうもろこし1本の外皮をむきます。

2 蒸し器で10~15分ほど蒸すか、ラップで包んで電子レンジで加熱します。

手で触れるくらいまでザルにあげて自然に冷まします。

3 5~7センチくらいの長さに切ります。

4 かつらむきのような感じで、とうもろこしの芯と粒の間に包丁を入れ、包丁を前後に動かすようなイメージでとうもろこしを回し、粒がバラバラにならないようにシート状に切りむいていきます。

このような感じで芯から切り離します。

5 大葉数枚の軸を切り離します。

6 ボールに天ぷら粉大さじ3、水大さじ4を加えてかために溶きます。

7 とうもろこしのシートを天ぷら粉につけてひっくりかえし、両面に付着させます。

8 間に、大葉を載せます。大葉はとうもろこしの形に応じて縦半分などに折ってサイズをだいたい合わせます。

9 さらにその上にもう一枚別のとうもろこしを両面天ぷら粉を通して重ね、挟み込むような形にします。

最後に再び全体を天ぷら粉にくぐらせ、はみ出た大葉にも行き渡るようにして油に入れます。

10 170度の油で1分~1分30秒ほど短めに揚げてパットで余熱をかけます。

11 形が大きい場合は一口大に切って盛り付けます。