典座ネット〜旬の精進料理レシピ集〜

ぼたもち

典座ネットブログ2020.3.19の記事

・小豆250g ・グラニュー糖 180g ・もち米 2合 ・塩小さじ1程度

大サイズのぼたもちが6個分。上品な小ぶりサイズなら10個分。

1 もち米2合を多めの水で研ぐ。

研いだら水を切り、20分ほどおいてしっかり吸水させる。炊飯器にセットし、2合分の水加減をして、塩小さじ1/2ほどを加えて炊飯する。

2 小豆250gを軽くすすいでボールに入れ、悪い粒があれば取り除き、よくすすいで圧力鍋に入れ、八~十倍ほどの体積の水を入れる。

3 火にかけ、はじめは強火で、沸騰して圧力抜きの穴から蒸気が漏れ出したらごくごく弱火に落とし、20~30分ほど加熱する。

4 火を止めたら3時間以上おき、鍋の温度が自然に下がり、鍋を手で触っても熱くないくらいになったら鍋のフタをあける。なお小豆を水に浸けて一晩おいて戻してから、普通の鍋で長時間コトコト炊いて柔らかく煮ても可。

5 圧力鍋の中から小豆を出して、ザルにあげて水でサッとすすぎ小豆のアクを取り除く。

6 鍋に移して、水を1L位加える。強火で加熱し、沸騰したら2分ほどそのまま煮立たせてアクを取り除く。

7 2分沸騰させたら再度ザルにあげて水ですすぎ、アクを洗い流します。

8 ザルにもめんのふきんを広げて、その上にすすいだ小豆を入れ、丸めて軽く絞って水気を切る。

9 水気を切ったら鍋に移し、グラニュー糖180gほどを計量して、加熱しながら加え、木へらで焦げないように手早く混ぜ合わせる。

10 途中で甘みを引き立てるために塩小さじ1/2を加える。

11 あんこがベトベト、ボットリした感じになってきたら火を止める。

12 パットなどに1/6に小分けして冷ます。

13 炊き上がり、蒸らしたもち米をバットにあげてほぐす。

このとき、もち米をすりこぎ棒の先でつついて潰す場合と、潰さないでそのままにする場合と、どちらでもお好みで調整する。した食感がお好みならこの段階で熱いうちに潰して餅状にします。

14 ざっと1/6(または1/10)に小分けして冷まします。

15 成形作業に入る。もち米を丸めて、その周りにあんこを巻いて包むようにして仕上げる。

初心者でも上手に仕上げる方法。

は調理台にラップを敷き、その上に1/6に分けたもち米を載せ、ラップでくるむようにして丸め、おにぎりを握るような感じで両手でしっかりと成形する。

16 次に調理台の上にラップを敷き、その上にあんこを広げ、さらにその上にもう一枚別のラップを重ね、後で剥がしやすいように、1枚目のラップと2枚目のラップをあまり密着させず、わざとズラして隙間やしわを作っておく。

2枚目のラップの上からすりこぎ棒など太い棒を転がして、均等にあんこを伸ばす。これによりあんこを均一に薄ーくすることができる。

17 2枚目のラップを剥がして、あんこの上に直接もち米を載せる。

18 1枚目のラップをつまんで、あんこシートが破れないように気を付けながらもち米をくるむようにしていき、ふちの重なる部分はラップの上から、同じくおにぎりを握るような感じでつなぎ目をなくすようにして成形する。ラップがあると、初心者でも指に張り付いたりせず、ロスも出にくく非常にキレイに調えることができる。

地のもち米が飛び出ないように、全体を覆うようにしてうまく丸まったらラップを取り除く。