幸福の芋きんとん

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芋きんとん 精進料理

典座ネットブログ2018.2.18の記事

芋きんとん 精進料理完成写真

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◇幸福の芋きんとんのレシピと調理手順

1 今回は、先日紹介した「さつまいもの蜜煮」で味付けしたサツマイモを使います。クチナシの実で黄金色に仕上げているため、きれいな色にしあげることができます。手順は上記リンク先で確認してください。

さつまいもの蜜煮

時間が無ければさつまいも200gの皮をむいて乱切りにし、蒸すか、ゆでるかしても作ることができます。

2 皮をむき、裏ごし器にヘラをあてておしつけ、裏ごしします。裏ごし器が無い場合は、写真のように粉ふるいをひっくり返して使ってください。粉ふるいは一時的に間に合わせるなら100円ショップでも売られています。冷めていてつぶしにくい場合は一度温めてから裏ごしするとよいでしょう。

芋きんとん 精進料理レシピ手順 裏ごし

3 味をつけます。すでにサツマイモの蜜煮で味をつけてある場合は、そのままでも充分味がついていますので不要ですが、濃い味が好きな方や、新たに加熱しただけのサツマイモを使うなら、ここで砂糖小さじ1程度、みりん小さじ2、塩少々を加えて良く練り上げます。みりんは本みりんを用い、できればいったん沸騰させて砂糖を溶かしてから加えるとよりなめらかに仕上がります。

あるいは蜜煮の煮汁を小さじ2~大さじ1程度、加熱して加えても良いでしょう。いずれにせよここで砂糖やみりんを加えるのは、好みの味により調整すれば良いのです。みりんを加えるとなめらかな食感になりますが、その分水気が多くなると茶巾に仕上げにくくなります。広げて盛り付けるのであればみりんを多くして柔らかく仕上げ、鍋で練りながら火を通すと良いでしょう。今回は茶巾に仕上げるため、水分を少なくしたいので加熱して練ることはしません。

芋きんとん 精進料理レシピ手順 味付け

4 よく混ぜてこねた3を1/4または1/6程度にわけます。きれいなふきんを一度濡らしてからしっかり絞って水気を切り、広げて中央に載せます。

芋きんとん 精進料理レシピ手順 ふきんに載せる

5 ふきんをギュッと絞って茶巾にします。このとき、絞りあげる上の部分をわざとシワにして締めることで自然な絞り跡が表現されます。

芋きんとん 精進料理レシピ手順 茶巾にしぼる

5 広げてみて、きれいな形になっていなければ再度やってみて、気に入った形になるように仕上げます。

芋きんとん 精進料理レシピ手順 茶巾に絞る

むいた皮を散りばめて絞ればこれもまたアクセントになります。

芋きんとん 精進料理レシピ手順 茶巾に絞る

市販のきんとんが不自然に甘すぎて苦手という方や、食事制限や健康上の理由で甘みを抑えたい方も、手作りのきんとんならば砂糖をほとんど使わなくても自然なさつまいもの甘みが楽しめます。素朴な手作りのお菓子は茶道のおもてなしの心にも適いますので茶事にもお奨めの一品です。

芋きんとん 精進料理完成写真

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